3月31日で令和5年度が終了する。
振り返ってみると、この1年はとても貴重な体験をできた年だった。
4月から、新卒で講師として小学校に務めた。
3年生の担任を任せられた。
楽しい日も、そうでない日もたくさんあった。だけど、子どもたちの屈託のない笑顔に励まされた。
正直、授業らしい授業ができているか不安だった。それでも、1年間やりきる事が出来たことは、自分にとっての自信に繋がった。
離任式の日がとても印象に残っている。
自分のクラスの子から花束を手渡された時、涙が出そうになった。
いつもは人前で泣かないような子が、自分のために泣いてくれている。手紙も書いてくれた子もいた。こんなに幸せなことは、なかなかないと感じた。
帰りの会で最後の「さようなら」をした後に、子どもたち数人が泣きながら駆け寄ってきた。
自分がいなくなることをこんなに惜しんでくれていることがとても嬉しかった。そんな姿を見たら涙が自然とこぼれた。子どもたちの涙の力はやっぱり凄いと思った。
正直、この学校でもう3年働いて、この子たちの卒業を見届けたかった。それだけが悔やまれる。
でも、いつまでも甘えてはいられない。明日から新年度。きちんと切り替えて、新しい学校でも必要とされる人材になりたい。
講師から教諭になり、初任研も始まる。
「今」をめいっぱい楽しもう。
ふんどしを締めなおして、前に進もう!